出会って50年
今日は八木秋子の生誕130年です。
そして、1975年の9月に出会って50年。
いろんな想いが浮かびますが、やはり、まずは「桐島聡」について少し書いてみたいと思います。
映画「桐島です。」は封切りの7月4日に観ました。
その前にNHKで番組がありました。そこでは桐島が書いた部屋でのメモが報じられていました。

彼にとって、1975年という一瞬からの人生は永遠につながるものだったのでしょう。
本名を告白した日は1月25日。それは大逆事件で管野スガが刑死した日でもあります。
私が八木秋子に出会った1975年9月。
個人通信を発行し、著作集をまとめた数年は今からふり返れば一瞬と言えます。というより、その当時の私(青年相京)は「一瞬」を精一杯生きようと考えていました。そして今、自分の日常の場所を、現在に至るまでの50年間、「八木秋子資料」に囲まれて継続して彼女に関わっているのも、至極当然の人生です。
それが八木秋子の人生への「敬愛の念」と、八木秋子とともに「時間を共有して疾走した一瞬」への「落とし前」だからです。
映画についてはまた書きます。